報徳学園の小園海斗(こぞのかいと)選手と言えば、第100回の記念大会で最も注目されている選手と言っても過言ではありません。

そして、あの大阪桐蔭の4番を打つ藤原恭大(ふじわらきょうた)選手。
この二人って、実はすごい縁のある二人なんです。

その関係性はグローブにも…。
今回は、注目の2選手、小園海斗君と藤原恭大君に迫ってみます。

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小園海斗と藤原恭大

報徳学園の小園海斗選手と大阪桐蔭の藤原恭大選手と言えば、甲子園の100回記念大会でも注目の存在です。

そんな、全国の高校球児15万人のトップを競うような二人は、中学時代に枚方ボーイズで共に野球に励んだ友達同士。この枚方ボーイズ時代には、ジャイアンツカップを含め、全国優勝を数度経験しています。

そんな二人は、小園選手は地元の兵庫・報徳学園へ、そして藤原選手も地元の大阪桐蔭学園へと進学しました。

2017年の侍ジャパン高校日本代表として、清宮幸太郎選手や中村奨成選手がきらびやかに選出されていましたが、その中で高校2年生として選出されたのも、小園・藤原のコンビだけでした。

高3への進級を目前にした2018年春のセンバツでは、報徳学園は出場できず、大阪桐蔭の試合をスタンドで応援する小園選手の姿があったと言います。
どんな思いで球友に声援を送っていたのでしょうね。きっときっと複雑な思いの中での応援だったと思います。

兵庫と大阪なら、これまでに練習試合などを行っていたかと思いましたが、これまでの対戦経験はゼロ

お互い最後のチャンスとなる甲子園の100回記念大会で、この二人が初激突する可能性があるというわけです。
楽しみ以外にないですね。

小園海斗のグローブ

小園海斗選手と藤原恭大選手は、この最後の夏に向けて、お互い赤のグローブを新調したと言われています。

このグローブはミズノの「グローバルエリート」
色味がテレビで見るだけだとはっきりしませんが、赤ということで、新色のラディッュではないかと思われます。

定価は5万円弱のようですね。さすが一級品…。

ちなみに、藤原選手の方は、一回戦の途中から黒いバッドを金色のバットに変えて打撃が爆発しましたね。
大阪桐蔭は、バッグも春のセンバツを終えた後、ゴールドのバッグに変更しています。
これは、

ゴールドは何でも圧倒する

という意味があることから、2度目の春夏連覇を達成するために願をかけての変更だったよう。あのバッグは本当に甲子園で目立っていましたからね。

道具はやはりプレイヤーにとって、本当に大切なもの。
だからこそ、そこに「勝利への思い」を込めるんでしょうね。
これまた、とっても大切なことだと思います。

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家族ぐるみのつきあいも

小園選手と藤原選手は、中学時代に枚方ボーイズでチームメイトだったこともあり、以来、家族ぐるみの付き合いが続いているそうです。

小園選手の母親・こずえさんは、元サッカー選手
日本女子サッカーリーグで活躍していた俊足のMFでした。小園選手の足の速さは間違いなく母親からのDNAでしょうね。

藤原選手の母親・道子さんは、現在、ご夫婦で焼き鳥屋を経営されているようです。2年生の秋、練習中に右膝を怪我し、5ヶ月ほど戦線離脱した時期があったようですが、その時に

「焦らないで。今できることをよく考えて」

とアドバイスしたのが、道子さんだったそうです。
飲食店を経営されていることからも、きっと小園選手の母・こずえさん同様、食の面から藤原選手を支えられてきたことと思いますが、メンタルの部分でも強い支えとなっていたようですね。

我が家にも2人の高校生がいるので、2人のお母さんたちとは同年代。子供達にかける思いもよく理解できます。

ケガは本当に辛いこともわかりますし、復帰までの期間をどう支えようかというのは、親にとっても本当にいろんなことを考えます。
一番つらいのは本人なんでしょうが、体の本当の調子が本人にしかわからない分、完治までも怪しんで心配してみたり。

こずえさんも道子さんも、これまでたくさんの苦しい思いをされてきたことでしょう。
恩返しするためにも、高校最後の甲子園で、二人が活躍してくれることを願っています。

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