2025年に開催される「大阪・関西万博」
この万博ロゴが決定し発表されました。
賛否両論のようですが、このロゴにはどんな意味が込められているんでしょうか。

デザインを担当したのは、大阪にデザイン事務所を構えるシマダタモツさん率いるTEAM INARI

そのルーツやロゴの意味を聞くと、奇抜なロゴマークも大変親しみのある、愛着さえ感じるものに思えてきました。

今回は、大阪・関西万博のロゴ「いのちの輝き」くんに迫ってみます。

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大阪関西万博ロゴの意味とは?

2025年の大阪・関西万博のロゴが決定しました。
今回、全国から応募があったのは、5894作品。その中から最終的に5作品が選ばれ、一般からの意見でこのロゴに決定したそうです。

賛否両論とは言え、最終的には民意が反映されたということで、このデザインが魅力あるものであることがわかります。

このロゴをデザインしたのは、大阪「TEAM INARI」の6人のメンバー。
代表のシマダタモツさんが、この万博ロゴの意味を語っています。

今回の大阪・関西万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。このテーマに沿って、「命の輝き」をイメージしたそうです。

少しずつ形や大きさの違う赤い丸は「細胞」を表したもの。
そして、その中にある白丸に青い目のようなものは、「細胞の核」を表しています。

細胞がボヨンボヨンとつながって、円になり、それが大阪の「O(オー)」を表しているようにも見えるのでは?と言われています。

大阪・関西万博ロゴのルーツがあった

デザインを制作したシマダタモツさんは、大阪の出身。
昭和45(1970)年に開催された大阪万博の「太陽の塔」に衝撃を受け、岡本太郎さんのようなオリジナリティーのある作品を作ってみたいと思っていたそうです。

ちなみに、昭和45年の大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」

「調和とはお互いにぶつかり合うことだ」

これは岡本太郎さんの言葉です。調和するためには、人と人とがしっかりぶつかり合うことが必要という考えのもと、岡本さんは「太陽の塔」を作成されました。

当時はかなりの批判の声もあったようですし、万博終了後は太陽の塔も取り壊されることが決まっていたようですが、結果的に、今でも太陽の塔は大阪府吹田市にある万博記念公園に存在しています。

2020年には、登録有形文化財にもなり、あれだけアンチの声を浴びたシンボルも、今では国民に愛される存在となりました。

そんな太陽の塔を、幼い頃から何度も何度も見続けてきたシマダタモツさんと仲間たちが作り出した今回の大阪・関西万博のロゴマーク。

発表されたばかりの今だからこそ、賛否両論もあるのでしょうが、徐々に見慣れて愛されるものになるのでしょう。

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まとめ

今回の万博ロゴのコンセプトは

「踊っている。跳ねている。弾んでいる。だから生きている。
〜中略〜
自由に。有機的に。発展的に。いのちの輝きを表現していく」

であると、シマダさんは語っています。

赤い細胞たちが踊り、跳ねて、つながり合いながら生きる。
それは自由だし、つながる様は有機的だし、それがずっとつながる。
この様子がまさに命の輝く様なんでしょうね。

万博ロゴ自体は、現代的で、ポップな雰囲気ですが、
そこに込められた意味は、長い長い時の流れも感じさせ、意味も深いですね。

その意味を知った一人ひとりが、噛み砕きながら解釈していける。
そんなロゴのように思えます。

大阪・関西万博は、2025年4月13日から10月13日まで開催されます。
その頃には、このコロナもすっかりおさまって、大阪の地で夢ある、未来にワクワクするような万博が開催されることを期待しています。

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