ミュージシャンという顔のほかに、小説家、映画監督としても活躍中の辻仁成さん。
女優・中山美穂さんと2014年7月に離婚され、現在はフランスで息子さんと一緒に暮らしています。
息子さんはフランス生まれのフランス育ち、名前を十斗(じゅうと)君と言います。
辻さんのツイッターでは、二人の素敵な親子愛を見ることができますが、実は、辻さんには前妻・南果歩さんとの間にもう一人の息子さんがいます。
今回は、辻仁成さんの息子さんについて迫ってみます。
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辻仁成の息子 名前は十斗くん
辻仁成さんの元奥さんは女優・中山美穂さん。お二人は2002年6月に結婚され、2004年1月に息子さんが誕生しました。
ちなみに、上の写真がよく辻さんの息子と出回っている画像ですが、こちらは辻さんの著書を自ら監督した映画「ACACIA」に出演した「林凌雅」君。お間違いなく。
本物の辻さんの息子さんの名前は十斗と書いて「じゅうと」君と言います。
これは、フランスで生まれ、これからもフランスで育って行くだろうという息子を思い、フランス語の発音でもしやすいことを考えてつけられた名前だそうです。
結果として、十斗君が10歳になってから、辻仁成さんと中山美穂さんは離婚。
親権は、辻さんが持ちました。
世間では、子供を捨てて日本での恋人との暮らしを中山美穂さんが選んだという見方もあるようですが、
一方で、フランスで生まれ育った子供がこれから暮らしていくのに、日本に戻りたい自分ではなく、フランスで居続ける父親と暮らした方が息子のためになる、と中山美穂さんが考えたからという見方もあります。
十斗くんのことを考えると、後者であってほしいですね。
辻仁成さんによれば、十斗くんが自分でフランスに残ることを選択したそうですが、見知らぬ土地で母と暮らすか、住み慣れたフランスで父と暮らすか、10歳という年齢で選択せざるを得なかったことを考えると、胸が痛いです。
辻仁成のツイッターに見る親子愛
2020年1月で16歳になった十斗君。
フランスの学校は、小学校は5年で終了。中学校は4年で終わるそうです。
父親と息子の二人暮らし。どんな生活なのかと想像しますが、辻仁成さんのツイッターやYouTubeを見れば、その様子がよくわかります。
元々、料理が得意な辻さん。
夕食は和食と決め、こんなところも子育ての大切な一環ですね。そのレシピを十斗君にも伝授し、しっかりと料理の腕は上がっているようです。
今日は息子くんが、パパ、ぼくが料理するから、休んでて、と嬉しいことを言い出した。この数日、外出制限下のフランスで、ぼくは息子に料理を教えてきた。その成果が試される。自動車学校でたとえるなら、まさに、実車訓練の始まりである。
今日の退屈日記です。https://t.co/KRyNZZQLfb
— 辻仁成 (@TsujiHitonari) March 21, 2020
父親の才能を譲り受けているのは料理だけではなく、音楽の才能もあるようで、辻仁成さんのブログではフランス語でラップを刻む十斗君の歌声も披露されています。声だけ聞くと何だか高校生には思えず、辻さんが聞き入るのも納得です。
十斗君はバレーボール部に入っていて、自宅ではあまり会話はしないそうですが、休みの日には公園で一緒にバレーボールの練習をしたりするそう。
会話はしないと言っても、二人だけの家族会議や政治についての議論など、会話以上の会話?は数多く繰り広げられているようですよ。
子供が政治に興味を持って発言するというのは、十斗君が通う学校が小中高の私立高で周囲のお友達の影響もあるのでしょうが、こういうところがやはり日本とは違いますね。
日本はそもそも、大人も政治に興味がない人が多いですし。
理想的な姿だな、と政治の苦手な私は思ってしまいます(苦笑)
辻さんのツイッターには、息子への温かいツイートが満載です>
私がジーンとしたツイートはこれ。
昨夜、十くんに余計なこと言っちゃってさ、言わなくていいことなんだけど、親子だからかな、つい…。そしたら、隠れて泣いてた。パパに聞こえないように、鼻すすり続けてた。しまったと思ったけど、寝たふりした。今日は何もなかったかのようにまた二人でバレーボールやりました。いろいろあるね。
— 辻仁成 (@TsujiHitonari) June 25, 2016
親子って本当にいろいろあるもの。
でも次の日にはこうやって日常に戻れるって「信頼関係」があるから。
それって、多分、辻さんが辻さんの親御さんから受け継いだものなんでしょうね。
同じツイッターで、福岡在住の母親のことを慕う辻さんの姿を見ると、この人、子育て失敗しないだろうな~と思ってしまいます。
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子育ては「息子ファースト!!」
突然、シングルファーザーとなり、息子・十斗君との生活を始めた辻さんの人生ですが、辻さんは、シングルを選んだわけではないけれど、十斗君を託された時に観念したと言っています。
半ば、不本意な形での生活スタイルの変更だったのかもしれませんが、素直に「息子ファースト」になれるマインドがあったことで、うまく「仕事ファースト」からの切り替えができたのではないでしょうか。
親はどんな親でも、子供がかわいいものです。
でも、辻さんが素敵な父親だと思うのは、その時その時で、十斗君にしっかりと向き合っていること。
とにかく言葉を尽くし、対話をすることで、お互いの考えを共有しよう、わかり合おうとしている様が、Twitterやブログのあちこちでうかがえます。
基本的に、辻家では「日本語」で話すことがルールなのだそう。
でも、フランスで生まれ育った十斗君は、どうしてもフランス語の方が流暢に操れるのか、父親と激しい討論になるとついフランス語が口をついて出てくるそうです。
それでも、それだけ気持ちをしっかりとぶつけあう素地があるということは、辻さんがこれまで作り上げた信頼という土台があるからでしょうね。
辻さんが考えたことは、ブログに赤裸々に載ってしまうので、十斗君にもそれはいやでも伝わってしまうことになると思いますが、それもコミュニケーションの一つとして働いているのかもしれません。
辻仁成の生きる姿勢がカッコいい!!
辻仁成さんには、2000年に離婚した南果歩さんとの間に成人を迎えた息子さんもいます。
普段、辻さんがこの息子さんについて言及することはありませんが、その順調な成長ぶりは南さんのツイッターなどにも見ることができますから、辻さんも実の父親として、陰から見守っているのかもしれません。
辻さんが著書「息子に贈ることば」を執筆するにあたり、こんなことを言っています。
「息子が父親を必要とするときのために、何か残してやらなければと、もしものことを想定し、言葉を残せたらと思ったんです。自分が元気なうちは息子を守ってやろう。でも、僕の命が尽きたら、その後は、僕が紡いだ言葉たちが息子を守り、彼をきっと支えてくれるだろう、分身となってね。」
引用元 http://www.excite.co.jp/News/entertainment_g/20160327/Weeklyjn_10259.html?_p=2
本当に温かい言葉ですね。
熊本地震の際には熊本の被災地にもかけつけ、チャリティライブも開催された辻さん。日々のツイートにも、そんな社会への姿勢にも、辻さんの熱い思いを感じますね。
きっと息子の十斗くんも父親のそんな背中を見て、まっすぐに育つはずです。
高校を卒業後は、今のところ大学進学を目指している十斗君。
高校生ながら、ストリートファッションのブランドを立ち上げようとして、辻さんとぶつかったこともあったようですが、そこでもいろんな対話を通して、父子の信頼を強いものにしたよう。
辻さんの言葉の端々に、二人で力を合わせ結束することで、いろんなことも乗り越えていこうという姿勢を感じます。それは、しっかりと十斗君にも伝わっているようで、日々の細かい衝突はしながらも、ミュージシャンであり作家である父親のいい影響をビシビシ受けているようですね。
同じ親として、その姿勢、強さ、あたたかさを見習いたいものです。
辻親子のこれからの日々の対話を、楽しみにしています。
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