ロックバンド・アルカラのギタリストである田原和憲さんの脱退が発表されました。

実は、今回の報道で初めてアルカラというバンドの存在を知りましたが、よくよく調べると、簡単に「脱退」の二文字で片付けられるようなことではないようです。

当初、世間的には「体調不良」ということで隠されていた田原さんの不在は、実はご本人の失踪だったよう。

本来なら、こんなチームワークを乱すような事態に、メンバーたちがぶち切れてもしょうがないと思いますが、そこには真逆の温かいメンバー愛があふれていました。

今回はアルカラのメンバー田原さんの脱退について書いてみたいと思います。

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アルカラ田原の脱退は体調不良ではなかった!!

ロックバンド・アルカラのギタリストだった田原和憲さんが脱退することが公になりました。

当初、ライブを欠席した際には「体調不良」と伝えられていましたが、今回、実はそうではないことがわかったんです。

そして、本当の理由とは、田原さんが半ば失踪状態であること

「半ば」と書いたのは、9月下旬頃、田原さんはライブのリハーサルを無断欠席し、それ以降連絡が取れない状態だそうですが、家族からは今後の音楽活動を続けられない旨が伝えられたと言います。

ということは、仕事関係の人たちとのコンタクトは遮断しているけれども、家族とは連絡ぐらいは取っているということになるのでしょう。

行方が知れないというだけなら、ひと月も経たないうちに「脱退」の発表はしないはず。

となれば、ご家族からの申し出がしっかりと固まったものだったから、メンバーも事務所もその言葉を受けざるを得なかったのだと思います。

 

アルカラ田原はどんな人物?

ロックバンド・アルカラ自体は、2002年7月に結成されましたが、2003年1月にギタリストが脱退。そこに新メンバーとして加わったのが田原和憲さんです。

1981年10月生まれで36歳になられます。元からいるメンバー3人がみんな兵庫出身の中、一人島根県の出身。

自身もヒゲがチャームポイントと言うくらい、立派なひげが目印です。

ギターを始めたのは布袋寅泰さんの影響だそうで、そこからBOOWYに憧れて…という王道な感じでギタリストを極めて来られたようですね。

アルカラファンの皆さんからも、

田原さんのギターだったからこそのアルカラだった。

田原さんのギターが大好きだった。

予定されていたライブを楽しみにしていた。

という悲痛な声がたくさんあがるほど、ファンの皆さんに愛されていたようです。

 

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残ったメンバーの言葉が温かすぎる!

今回の田原さんの脱退決定について、3人のメンバーがそれぞれコメントを発表されています。

そのどれを見ても、これまでの15年の田原さんとメンバーとがどんな関わり方をしてきたかがわかります。

言葉を借りて言うなら「家族」のような存在だったようで、だからこそ今回、突然目の前から田原さんが消えてしまったという事態に、一番驚いているのがメンバー3人。

ベースの下上さんは、4人でやるツアーが当たり前のものだと思っていたのに、それが当たり前にできていたことが実は幸せなことだったのだと言われています。

ドラムの疋田さんは

「彼がいたからこそのアルカラ。 それはこれからも変わることはありません。」

と言い切っています。

そして、ボーカルの稲村さんの

「これを見てたら伝えたい『お互い気張ってこや、よろしくやで!』」

という言葉からは、田原さんの不在を悲しみつつも、田原さんに恥かしくないように前を向いて進んでいこうという強さが感じられます。

田原さんに何が起こったのかはわかりませんが、メンバーの前からいなくなる直前にはボーカルの稲村さんと楽曲を作っていたそう。

いろんなことを想像せずにはいられませんが、そんな家族のような3人の前にも出られない事情ができたのか、これまでたまりにたまった何らかの気持ちがマックスに達してしまったのか。

でも、言えるのは、メンバー3人は田原さんが戻ってくるのを心から待っているということ。家族のように接していたからこそ、うすうす気づいている部分もあるからか、前を向いて田原さんといつか会える日を待つという気持ちなんだと思います。

アルカラの存在も田原さんというギタリストも初めて知りましたが、こんなに周囲から愛される存在だということを考えると、ぜひゆっくり田原さんの帰りを待ちたいものですね。

いつかそんな日が来ることを心から祈っています。

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