アイドルから俳優へと転身し、日本を代表する個性派俳優となった本木雅弘さん。
妻は、内田也哉子さんですが、その息子・UTAさんが芸能の道でも才能を開花させています。
父親の本木雅弘さんの影響を受けて始めたバスケットを続けながら、パリコレもこなすモデルへと転身。
祖母の樹木希林さんに大きな影響を受け、成長したUTAさんに迫ってみたいと思います。
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本木雅弘の息子・UTAとは
本木雅弘さんと内田也哉子さんの間には、3人のお子さんがいます。
長男の雅樂(うた)さん。
長女の伽羅(きゃら)さん。
次男の玄兎(げんと)さんです。
今回、掘り下げたいのは長男の雅樂さんですが、芸能界では「UTA」の名前で活躍中ですね。
UTAさんは、1997年10月1日生まれのAB型。
「雅樂」と書いて「うた」と読む、純和風なお名前が素敵ですが、両親の本木雅弘さん夫妻はUTAさんに
「雅樂には、日本古来の神に捧げる音楽・歌という意味がある」
と教えたそうです。
神に捧げるぐらい、UTAさんは神聖な存在というイメージでしょうか。
幼い頃は、この名前のせいでバカにされることもあり、あまり好きではなかったようですが、今では気に入っているのだとか。
素敵な名前ですものね。
そんなUTAさんは、中学からスイスに留学。
高校からはアメリカに移り、スポーツの名門として名高いIMGアカデミーに進学しました。
そして20歳の時には、その長身も活かす形でパリコレデビュー。
オーディションで「コム デ ギャルソン」のモデルの座を獲得し、父親の本木さんもショーを見守る中、パリコレでのモデルデビューを果たしたUTAさんでした。
UTAがバスケからパリコレモデルへ進んだ理由
小学5年の時からバスケットを始めたUTAさん。
中学からスイスへ留学したものの、バスケットは休むことなく続け、高校はそれに特化する形でアメリカのスポーツの名門・IMGアカデミーに進学されました。
IMGアカデミーと言えば、フロリダにある各種スポーツに力を入れた寄宿学校のある施設。元々が、テニスアカデミーとして出発しているため、特にテニスは有名選手を多く輩出しているところです。あの錦織圭選手もここの出身ですね。
190cmという恵まれた身長もさることながら、UTAさん自身は
「バスケをしていると、他のスポーツや日常では感じることができない自由さを感じることができるんです。~中略~身体が大きく影響するスポーツですが、案外奥深くて、だからこその面白みがあるんです」
とバスケットにのめり込んでいる理由を語っています。
大学もドミニカン大学カリフォルニア校という、強豪校に進学。
しかし、バスケ一辺倒かと思いきや、20歳でモデルデビュー。
それもパリコレでのショーデビューですから、いきなり一流の仲間入りですね。
この、バスケからのモデルという路線。一見、何のつながりもないように思えますが、日本を若くして飛び出し、スイス、アメリカと渡り歩く中で、世界のいろんな国の人たちのファッションに惹かれて行ったというUTAさん。
スイスで学ぶ中、ヨーロッパ各国の人たちの装いの違いに気付いたり、バスケットのユニフォームひとつにしても、着方に様々な違いがあったり。
そんな興味からモデルという職業へとあとを押してくれたのは、祖母の樹木希林さんだったと言います。
そんな樹木さんの言葉とは
「ある種、服というのは内面を映す鏡。同じ服を着てもみんな違って見える。いろいろな服を着ることで、より自分を客観視できる。それは生きていく上でも大切なこと」
これがUTAさんがモデルに進んだ理由だったんですね。
ファッションの向こうに、その人の背景や人となりを見る。とても深い言葉です。
ダイバーシティなどという言葉もよく聞きますが、人々の多様性にふれる入口として「ファッション」を選んだUTAさん。
樹木希林さんの言葉も深いですが、そこでしっかりと感じ取ることができるUTAさんも、さすが樹木希林さんの血を引いた孫だなと感心しますね。
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本木雅弘 息子UTAへの思いとは
UTAさんは、中学の頃から親元を離れ、スイスでの生活を送っています。
私も中学生の子供を持つ母親ですが、このような思い切った行動に、両親の思いの強さを感じますね。
しかし、長女の伽羅さんがロンドンの高校に留学する際には、家族みんなでロンドンに移住しています。UTAさんに続き伽羅さんもということで、子どもたちを異国の環境におき、さまざまなことを学ばせたかったのでしょうね。
父の本木さんはUTAが出演した「コム デ ギャルソン」のショーを会場で見守ったそうですが、そんなUTAさんの晴れ舞台について
「もう彼は20歳なので、自分なりの選択に任せています。アスリートもモデルも、芸能とはカタチの違うパワーが凝縮された独特の世界なので、それ相応のしんどさもあると思いますが、今はまだどんな体験も財産、いろいろぶつかりながら自分の幅を広げてほしいと思います」
と語っています。
このような発言ながら、実はこれまではついつい過剰に子供のことに口をはさむことも多く、妻にいさめられながらの父親業だったそう。
モデルという、父親の職業に近い仕事へとコマを進めたUTAさんを一人の大人として認め、反面教師で自分というものを開拓していってほしいとも語ることもあって、そこはついつい口を出してしまう父親の葛藤もあるんでしょうね。
本木さんって、見た目のクールさと、時に饒舌なトークを繰り出すチャーミングな面があり、子育てについてもそういう二面性があるのかと思うと、何だか微笑ましいですね。
本木雅弘と息子UTAへとの不思議な関係
本木雅弘さんが妻の也哉子さんとまだ結婚する前のこと。
彼女だった也哉子さんに初めてプレゼントしたのかが、「コム デ ギャルソン」のメンズのオールインワンだったそう。
「コム デ ギャルソン」と言えば、そうです、息子・UTAさんがモデルデビューを飾ったブランドですよね。
ミリタリー柄のそのオールインワンを、今も也哉子さんは大切に着ているそうですが、両親のそんな素敵な思い出と息子の社会へ踏み出した一歩がリンクしているというのが、何とも素敵ですね。
両親の血を色濃く継いだ母・内田也哉子さんのように、UTAさん自身も本木さんと也哉子さんの血をしっかりと引き継いで、今後広く活躍されるのではないでしょうか。
何とも楽しみですね。期待しています。
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