ジブリ映画って、何度見ても、ストーリーがわかっていても、やっぱり面白いですよね。
先日、これまた何度目かわからない「風の谷のナウシカ」をテレビで見ながら、わが家の子供たちと「どのジブリ作品が一番好きか?」という話をしてました。
高1の息子はナウシカ。私はもののけ姫。高3の娘はハウル。古希の近いうちの母はぽんぽこです。見事に割れました。
そして、今回は「耳をすませば」について。
少年時代の高橋一生さんが声優を務めたことで有名ですが、この頃は何歳だったんでしょう。
そこにはすごい偶然があったようで…。
今回は、「耳をすませば」に迫ってみます。
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耳をすませばの高橋一生は何歳?
「耳をすませば」の中で、主人公・雫が思いを寄せる、天沢聖司を演じるのが高橋一生さん。
この声入れをした時は、14歳だったそうです。
今はダンディな声で、「声がいい」というファンの人も多いようですが、天沢聖司を演じた頃はとてもさわやかな声。
それもそのはず。
収録が終わって、1週間してから声変わりが始まったんだとか。
セーーーーーフッ!ですね。
「耳をすませば」の監督、近藤喜文さんは、天沢聖司をはじめ、声優を選ぶ際に
「日常的な芝居が普通にできること」
というのが条件だったそう。
加えて、
「実年齢が持つ空気や存在感を大事にしたい」
と思っていたと言います。
そう。天沢聖司も当時の高橋一生さんも、同じ年齢なんですね。
声優と言えば、すごい年配の人が若い役を演じていたり、女性が男役を演じていたりしますが、「実年齢」の同性が演じると、そこにリアル感が増しますよね。
この作戦は、「耳をすませば」においては、大成功したのではないでしょうか。
が、今の高橋一生さんと天沢聖司の声は、やっぱり結びつきませんね。
声変わり、恐るべし(笑)。
原作を発見したのは宮崎駿だった
この「耳をすませば」の監督は近藤喜文さんですが、脚本を書いたのは宮崎駿さんです。
そもそも、この作品は柊あおいさんの漫画が原作。
この作品が作られる5、6年前、宮崎駿さんの姪っ子が読んでいた月刊誌「りぼん」に掲載中だったのが、柊あおいさんの同作でした。
それを見つけた宮崎駿さんが、近藤さんが
「少年少女のさわやかな出会いの話をやってみたい」
と言っていたのを思い出して、作品化が進められたそうです。
やっぱり、巨匠って言われる人は、目のつけどころがさすがと言うか、常に映画のことを考えているんでしょうね。
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主題歌もいいけどそこにも裏話が…
「耳をすませば」も何回も見ていますが、何が好きって私は主題歌が好きです。
ついつい口ずさんでますよね。
この歌は、アメリカの歌手ジョン・デンバーが歌っていたのを、和訳したものです。
実は、この和訳を担当したのが、あの鈴木敏夫プロデューサーの娘さん。
鈴木麻実子さんと言います。
曲は決まっていたものの、宮崎駿さんの和訳作業が進んでいなかったとき、これまた主人公と同年代の人が訳するのがいいのではないか、ということで、鈴木プロデューサーの娘さんに白羽の矢が立てられたわけですね。
今は名作の主題歌ですが、こんな秘話があったんですね。
ちなみに、この作品の舞台のモデルは京王線の聖蹟桜ヶ丘駅と言われていますが、この駅の接近メロディーには、この主題歌をアレンジしたものが使われているそうです。
何だか、夢があっていいですね。
いろんな裏のストーリーがあって、やっぱりジブリは奥が深い。偶然が重なっていくことで、こんな素敵な作品ができあがってるんですね。
これからも長く長~く、未来へと受け継がれて行くんでしょうね。
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