日本を代表するデザイナー・コシノ三姉妹

その次女であり、最近ではファッション業界以外にもいろんなところでお見かけするコシノジュンコさん。とてもフレンドリーな印象で、いろんな引き出しのある方ですよね。

ご本人のインパクトがあまりにも強すぎて、つい独身かと思いきや、実は連れ添って40年以上の夫と、子供・順之さんの存在がありました。

今回は、夫・弘之さんと子供・順之さんに触れながら、コシノジュンコさんに迫ってみたいと思います。

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コシノジュンコの夫・鈴木弘之さんとは

コシノジュンコさんの夫・鈴木弘之さんは、コシノジュンコさんより8歳年下。

1970年には大阪万博のユニフォームも手がけるなど、サイケの女王としてファッション界で君臨していたコシノさんですが、その当時、お二人は自動車教習所で知り合われたそうです。

鈴木さんはコシノジュンコさんより8歳年下。
当時は、ヘアデザイナーをされていました。

今でこそダンディでハンサムなおじさまと言った雰囲気ですが、その昔は「ヒッピー」という呼び方がふさわしい風貌。そんな二人は自動車教習所で知り合い、近所に住んでいたこともあり、付き合いを始めることになったんだとか。

デザインに関してはプロフェッショナルのコシノさんでも、経営に関してはまったく苦手だったようで、弱気になっていたコシノさんに救いの手を差し伸べたのが、鈴木さんでした。

当時、鈴木さん自身もヘアデザイナーとして成功しかけていたようですが、その道を諦め、コシノさんのフォローをすることをスパッと決められたそうです。

お二人は1975年に結婚。

個人的には、現在のお二人の雰囲気が全くの異世界のような気がしていたので、お互い違う者を持った者同士が惹かれ合ったパターンかと思いましたが、昔は似た者同士の結婚だったのですね。

子供・順之(よしゆき)さんとは

コシノジョンコさんには、子供さんが一人います。
息子の順之(よしゆき)さんです。

コシノさんが40歳の時に生まれたお子さんで、現在は、コシノさんのブランドでスタッフとして両親を支えられています。

母親が世界的なファッションデザイナーというのがどんな感じなのか、私にはまったく想像がつきません。

順之さんがお腹にいる頃はパリコレの真っ只中。
それからも、世界をまたいで活躍する日々だったため、息子としては母親のあまりの奇抜さについていけないことも多かったようです。

しかし、今では母親の会社で父と一緒に母親を支えているということは、やはり偉大な母親が尊敬に値するものだと気づかれたからでしょう。

コシノ家は、代々男の子が生まれない家系だったそうで、生まれても亡くなることがあり、そんな中で誕生した順之さんは、コシノさんにとってさらに大切な存在だったはず。

幼い頃や思春期時代の反発は目に浮かびますが、子供が年を重ねて親を理解してくれることは嬉しいことですね。私もそんな母親になりたいものです。

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コシノさんと子供とファッションの関係

40歳で順之さんを妊娠していた時、コシノさんはまんまるになったお腹を見て、その丸さを不思議に思ったそうです。

そこから「丸があれば四角があってもいいのではないか。」
そして、「世の中には男と女、昼と夜、東洋と西洋という両極のものがあり、その両方があるからバランスが取れている」ことに気づいたそう。

そこから着想を得て「対極」というコンセプトが誕生したと言います。

私も3人の子供を生んで、まるいお腹は散々見てきましたが、こんなこと考えたこともないですね(笑)。さすが世界的デザイナー・コシノジュンコ!です。

これこそ天性のもの、デザイナーはコシノさんにとってまさに天職だと思います。

2025年に大阪万博が開かれることが決定しましたが、また今回もコシノさんがデザインを担当するユニフォームがあると、何だか夢がありますね。

82歳には見えないコシノジュンコさんですが、ますますご活躍されることを期待しています。

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