お正月の楽しみと言えば、私にとっての1番はここのところずっと「箱根駅伝」

青山学院の連覇が続いている中、やはり毎年気になるのが、私が箱根にハマった理由を作ってくれた東洋大学です。(山の神・柏原竜二さんの走りを見て、すっかりハマりました!)

その強豪・東洋大学で主将を務めているのが小笹椋選手
なんと3年生の夏から主将を言い渡された人物なんです。

主将となるからには、実力以外の何かがそこにあるはず。
なぜ、小笹椋選手が主将に選ばれたのか、今回は小笹椋選手に迫ってみます。

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東洋大学の主将・小笹椋

今年で4年生となる小笹椋選手

名門・埼玉栄高校から東洋大学に進み、1年生の時から毎年箱根を走ってきたという強者です。
これって、本当にすごいことですよね。

私の住む街にも、陸上で騒がれる地元のヒーローたちがいますが、彼らは大学に陸上で進学しても、箱根になんてそうそう簡単には出られませんからね。

それも、東洋大学という強豪の中で、1年生の時から毎年箱根に出場してきた選手となれば、素人の私にも、「とんでもない選手」なんだろうなということは見当がつきます。

しかも、3年生から主将に抜擢されたとなれば、只者ではないということがわかります。

小笹椋が主将となった理由

小笹選手が主将に指名されたのは3年生の夏のこと。

当時の東洋大学の4年生は故障に悩まされる選手が多く、本来ならチームを牽引していく4年生が主将を務めるところを、酒井監督はあえて3年生の小笹選手を主将に起用しました。

これって、酒井監督にとってもものすごい決断ですが、何と言っても小笹選手にとっては、とてつもないプレッシャーですよね。

強豪チームで4年生を押しのけての主将就任。自分のメンテナンスだけでもきっとシビアな選手生活の中で、チームをまとめる役目を引き受けることは、かなりの重圧だったに違いありません。

当時、3年生の学年主任を務めていたこともあり、同じ学年でエースと言われる山本修二選手

「小笹が注意すればみんな聞く」

と言っています。
それだけ、選手全員から信頼されているということでしょう。

走ることについての実力はもちろん、仲間たちからの信頼の厚さを酒井監督も見抜いたということに違いないですね。

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小笹椋の強みは継続する力

小笹選手は、自身の中で他の誰にも勝るのは「継続する力」だと語っています。

アスリートにとって、これは基本のキだけど、なかなかできないこと。

私にとって箱根駅伝の楽しみの1つは、サッポロビールの大人エレベーターの新CMでもあるんですが、今回はプロ野球のマー君こと田中将大投手が妻夫木聡さんと語り合っています。

その中で、妻夫木さんが「努力」について聞く場面がありますが、田中投手は「口に出しては言いたくない。みんなしているでしょ」という返答をされます。

どれだけ才能があって、どれだけ体格とかに恵まれていても、やはり日々の努力の積み重ねが、多くのスポーツ選手を成り立たせているということでしょう。

努力しているなんて当たり前。口に出していうほどのものでもない。
なんてかっこいいんでしょうね。

きっと小笹選手も、1人の長距離選手としてはもちろん、強豪チームをまとめる孤独な主将として、努力をひたすら継続するだけの毎日だったのだと思います。

とは言え、箱根を走る200人を超える大学生たちみんなが努力の毎日を過ごしてきたはず。

全員が悔いのない走りをできることをテレビの前で願うばかりです。

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