アンビリバボーで、とんでもない悪女が特集されます。
それがレオナ・ヘルムズリー。
ニューヨークで不動産ブローカーとして才覚を発揮し、不動産王と結婚。
どこまでもお金に意地汚いとしか思えないような悪女ぶりが伝説として残っているレオナ・ヘルムズリーです。
家族にさえ、恩情もないような人生だったようですが、愛犬にだけは莫大な遺産を残したそうで「どうして、私は今までこの女性について何も知らなかったんだろう」と思ってしまうほどの、怪女ぶり。
今回は、レオナ・ヘルムズリーについて迫ってみます。
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レオナ・ヘルムズリーの生い立ち
レオナ・ヘルムズリーは、ニューヨークの帽子屋の娘としてこの世に生を受けました。元々、ポーランドからの移民一家です。
その後、高校を中退したレオナは、モデルや秘書をして働き、21歳で弁護士と、その後離婚し、33歳の時に衣類会社を営む社長と結婚。
でもその結婚も破綻し、52歳の時に不動産王として名高かったハリー・ヘリムズリーと結婚します。
貧しい家庭に生まれたことから、幼少より、母親に「プリンセスになるように」と言われ続けて育ったレオナは、まさに三度目の結婚にして、それを現実のものとしたのです。
レオナ・ヘルムズリーの悪女伝説
悪女伝説の始まりは、やはり『略奪婚」でしょう。
夫・ハリーには33年間連れ添った妻がいたわけですが、離婚に至るようにしむけたと言われています。
その前の2人の夫たちと別れた原因は不明ですが、やはり弁護士や普通の社長さんでは物足りなかったのでしょうか。
夫のハリーは、もともとまじめで堅実な実業家だったようですが、レオナとの結婚を機に、それはそれは派手な暮らしぶりに変貌をとげたそうです。
エンパイアステートビルなどの不動産を多く所有し、ホテルも数多く経営していた彼らでしたが、レオナの従業員に対する態度は暴君そのものだったそうで、後に数多くの訴訟を起こされています。
まるで、今話題の韓国の財閥一家のようですね…。お金が人の性格を変えてしまうのでしょうか。レオナの顔には、その性悪な感じがにじみ出ている感じですね。
脱税の罪で投獄もしているレオナですが、その時に放った
「税金は庶民が払うもの」
という発言は、かなりの炎上だったようです。当たり前ですね。
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愛犬への遺産だけはすごかった…
夫亡き後、レオナの孤独な老後を支えてくれたのは、何でも愛犬の「トラブル」だったようですね。
犬ぐらいしか近寄る人もいなかったんでしょうが、この愛犬・マルチーズのトラブルも人にかみつく犬だったとか。
ホテルのシェフが作った贅沢な食事を、毎回手渡しで召し上がっていたそうです。やれやれ…。
ここまで溺愛していた愛犬ということで、レオナの遺産相続は思い切ったものでした。
最初の夫との間にできた一人息子に4人の子供がいたそうですが、その孫のうち二人に500万ドルずつ。弟に1000万ドル。
しかし、この愛犬・トラブルちゃんには、1200万ドルを遺すことが遺言だったとか。
その他多くの遺産は、慈善活動に使われるようになっていたようですが、それでもどこまでも強欲に生きたレオナの人生は、果たして幸せだったのでしょうか。
史上最強の悪女と言われ、その呼び名を地で行くような生き様。お金だけでは人は幸せになれない気がしますが、果たして、87歳で天に召される時、レオナは何を思っていたのでしょうね。
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