佐賀県神埼市で自衛隊ヘリの墜落事故が起きました。

「ヘリが墜落」と聞いて「また沖縄!?」と思ったら今度は佐賀。それも米軍ではなく自衛隊のヘリということで驚きましたね。

この墜落したヘリはAH-64D、通称アパッチ・ロングボウというそうですが、どういう意味なんでしょう。

また何でも日本に13機しかいないそうで、そうなるとお値段も気になりますね。
被害者も出たということで、今はご冥福と負傷者の一日も早い回復を願うばかりですが、これを機に自衛隊についても日本人はもっと知るべきかもしれません。

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墜落した自衛隊ヘリのアパッチ・ロングボウとは?

今回、佐賀県神埼市の住宅地に墜落した自衛隊のヘリ。
これは、AH64Dという戦闘用のヘリコプターで通称「アパッチ・ロングボウ」と呼ばれる機だそうです。機体の操縦がきかなかったのか、まともに住宅に突っ込む形となり、2軒の家が燃え落ちる結果となりました。

この墜落したヘリは2人乗り。20代と40代の自衛隊員が乗り組んでいました。
整備をした後の点検のための飛行をしていたようですが、今のところ、その墜落原因は明らかになっていません。

このAH64Dアパッチ・ロングボウとは、戦闘ヘリということでミサイルやロケット弾を搭載できます。また、機関砲弾は1200発も携行できるそう(手榴弾なみの弾を1秒に10発も投射できるんだとか)。その戦闘能力は世界最強とも言われるものだそうです。

アパッチの意味とは?

この驚異的な戦闘ヘリはなぜ「アパッチ」と呼ばれているのでしょうか。

アパッチは、アメリカのアパッチ族から来た言葉。アパッチ族とは、アメリカの6つのインディアン部族の総称だそうで「敵」という意味があるんだとか。

もともとこのAH64Dは現在のアメリカ・ボーイング社が開発したもので、その名前もアメリカ生まれ。

どうしてこれが戦闘ヘリの名前に使われたかまでは探し出せませんでしたが、その昔、このアパッチ族は高い丘の上から下を通る馬車を見張っては襲いかかってしたそう。
このヘリも上空高くから敵を狙い定めるという意味合いがあるのではないかと推測しました。
そうすると理にかなっていますよね。

もし、きちんした他の理由があれば、お知らせくださいね。

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日本に13機しかいない理由とその値段

今回墜落したAH64Dアパッチ・ロングボウは日本に13機しかいない戦闘ヘリです。

ここのところずっともめている憲法改正のことも考えると、この13機という数が多いのか少ないのかわかりませんが、この13という数には理由があるようです。

このAH64Dは、部品をボーイング社から供給してもらい、日本の富士重工業がライセンス生産をすることで話が進んでいました。何でも当初は62機を調達する予定だったようですが、そこが13機止まりになってしまったわけです。いろいろと表での理由は語られていますが、実の理由は、コストパフォーマンスが低すぎたからだと言われています。

裁判にもなって、結果、この13機のアパッチは1機41億円ほどとなったようですが、それがどうしてコストパフォーマンスが低いかと言うと、性能が格段によくなって来ている最近の地対空ミサイルなどを前にした時、撃ち落とされる可能性がかなり高いんだとか。
対空兵器を相手にした時に、ほとんど無力となり、今では「時代遅れ」とも言われているんだそうです。

今回は、そんな「戦闘ヘリ」が民家に墜落し犠牲者も出るという悲惨や状況が起きてしまいました。

ヘリの墜落原因も明らかになっていくでしょうが、私たち日本人は、国をどうやって守っていくのか、自衛隊のあり方、国防のあり方を考えるいい機会なのかもしれません。

とにもかくにも、命を掛けて国防にあたっていた隊員の方のことを思うと、その覚悟はあったとはいえ、残念でなりませんね。
ご冥福をお祈り致します。

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